そこが知りたい!シリーズ: Office 2016、2019 と Office 365 ProPlus の共存可否【11/13更新】

こんにちは。クラウド ビジネス相談センターの武田です。
クラウド ビジネス相談センターは、MPN パートナー様のクラウド ビジネス推進を支援する窓口です。毎日たくさんのパートナー様から、さまざまなご相談をいただいています。
「そこが知りたい!シリーズ」では、クラウド ビジネス相談センター (クラ相) に寄せられるパートナー様のリアルなご相談をもとに、今パートナー様が知りたい内容をお届けしてまいります。
最近、クライアント PC の入れ替え案件にて、1 台のクライアント PC 上で異なるバージョンの Office を共存させることは可能かどうかをご相談いただく機会が増えています。
ご存知のとおり、この共存可否を判断するのは一筋縄ではいかないのですが、Office の複数のバージョンを 1 台のクライアント PC に共存できるかできないかを判断するための、重要なポイントは以下のとおりです。
・Office のバージョン (2013、2016、2019、Office 365 ProPlus/Business など)
・インストール テクノロジ (MSI、クイック実行)
・重複するアプリケーションが含まれているかどうか (Excel、Word などのアプリケーションが重複するOffice スイート同士など)
さらに、もう一つ注意すべき点は、実は Office 2016、Office 2019、Office 365 ProPlus/Business は、すべて同じバージョンとして扱われるということです。
Office 2019 と Office 2016 なんて明らかにバージョンが違いそうですが、実は、いずれも内部バージョンは同じ 16.0 となっています。
ですので、たとえば Office 2016 から Office 365 ProPlus への移行にあたって一時的に共存させたいというご要望もあると思いますが、これはできません。
(Office 2016 がクイック実行でも MSI でも ProPlus インストール時に Office 2016 の削除を求められます。)
ただし、Office 2016 というのがスイートではなくて単体の Visio や Project であれば共存は可能です。
既存の Visio/Project をボリューム ライセンスで購入していて、インストール テクノロジが MSI であるという状況でも、クイック実行でインストールして共存可能とする回避策が用意されています。
具体的にはこちら。
Title: Office 展開ツールを使用して Project 2016 および Visio 2016 のボリューム ライセンス バージョンをインストールする
URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/use-the-office-deployment-tool-to-install-volume-licensed-editions-of-visio-2016
— 参考情報
こちらに共存できるシナリオについて詳しい説明がありますので、よろしければご参照ください。
Title: 同一コンピューター上に異なるバージョンの Office、Project、Visio をインストールするためのサポート対象シナリオ
URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/install-different-office-visio-and-project-versions-on-the-same-computer
どのバージョン、どの製品が一緒にインストールできるのかは、↓の web ページを見ると一覧表で確認できますよ!
Title: 同じ PC にインストールできる Office 製品について
URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/office/homeuse/attention4.aspx
参考になりましたか?
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