Jun 03,2021

Build 2021:次の時代を切り開くために

この記事はMicrosoft Partner Network – MPN Blogs siteに掲載された記事 Build 2021: Empowering what’s next – Microsoft Partner Network の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。

この1年は厳しいものでしたが、デジタルトランスフォーメーションのスピードアップによって生み出された技術力は、パートナーエコシステムに新たな機会をもたらしました。当社は、パートナーの皆様が当社のお客様に成功をもたらし、ご自身のビジネスを成長させるために必要なツール、リソース、プログラムを確実に提供することをお約束します。

私たちが共有する成功の鍵となるのは、次のものを作るために開発者を支援することです。世界中の開発者が一堂に会し、最新のイノベーションについて聞き、新しいスキルを学び、コミュニティとしてのつながりを深めるための年次イベント、Microsoft Buildが本日から2021年5月27日まで開催されます。

本日いくつかのブログを通じて、開発者、パートナー様、お客様が未来に向けて構築し、生産性を最大化するとともにデータとAIの力を活用、クラウドネイティブアプリケーションの力を活用して次世代のハイブリッドワークへの備えを確実にするための新しいツールと機能を発表しました。主な発表内容の一部をご紹介します。

マイクロソフトのエンドツーエンドの開発者向けプラットフォームで開発者の速度を向上させる

クラウド+AIグループのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるScott Guthrieは、マイクロソフトの包括的な開発者ツールとプラットフォームを使って、すべての開発者がアプリやソリューションを構築できるようにすることで、お客様がどのように開発者の速度を向上させることができるかを概説しています。これには、開発者ができることに関するいくつかの発表が含まれています。

●生産的に構築する:Visual Studio 2019の最新アップデートが一般公開され、Visual Studio 2022のロードマップを発表しました。Microsoft Teamsは、開発者が革新的なシナリオの構築やTeamsミーティングの拡張に使用できる新機能を発表し、強化されたMicrosoft Teams ToolkitはTeams向けのアプリ開発を簡素化します。また、満足度と生産性の向上を提供するために、Windows開発者向けツールの新機能を多数発表しました。

グローバルで安全なコラボレーション:開発チームとSecOpsチームの責任共有とコラボレーションを促進する新しい方法を発表しました。これによりチームは、ソフトウェアが出荷された後に問題に対処するのではなく、開発サイクルの初期段階にセキュリティを統合し、セキュリティチームの可視性を確保することができます。

イノベーションを拡大する:最新のAzureイノベーションにより、開発者は既存のアプリケーションをモダナイズしたり、クラウドネイティブなアプリケーションを構築することができます。OpenJDKのMicrosoft Buildなどにより、AzureにおけるエンタープライズJavaアプリケーションのモダナイズを容易にしています。Azure ArcでKubernetesやどこでも実行できるAzureアプリケーションサービスのプレビュー機能を発表しました。これによりお客様はお気に入りのAzureアプリケーションサービスを、オンプレミス、エッジ、そしてAWSやGoogleなどの他のクラウドを含むあらゆる場所で実行することができます。Azure Arcを通じて接続されたKubernetesクラスターは、Azureのアプリケーションサービスのデプロイメントターゲットとしてサポートされるようになりました。新しい拡張機能は、Visual StudioファミリーとPower Platformを一緒に使うことで、その力をさらに引き出します。また、世界最大の自然言語モデルであるGPT-3 AIを搭載したPower Fx(Power Platformのオープンソース数式言語)に、AIが支援する直感的なメーカーエクスペリエンスを提供しています。

データとAIの力を活用して、新しいインテリジェントなクラウドネイティブアプリケーションを提供する

Azure Data, Artificial Intelligence & Edge担当副社長のJohn ‘JG’ Chirapurathが、AzureデータとAIを活用して新しいインテリジェントなクラウドネイティブアプリケーション体験を提供することで、お客様が組織内のイノベーションを加速する方法について説明します。これには、新機能の発表や、開発者がAzureデータおよびAIサービスを簡単かつコスト効率よく利用できるようにするオファーが含まれており、開発者を支援します。

●Azureデータベースサービスでイノベーションを起こす:Azure SQL Databaseの新しい台帳機能は、機密性の高い記録の暗号化検証を行います。Azure Synapse Link for Microsoft Dataverseは、Dynamics 365およびPower Platformアプリケーションからの即時のインサイトを提供し、Power BIストリーミングデータフローは、シグナルからインサイトまでのボトルネックを取り除きます。Azure Cosmos DBのいくつかのアップデートは、Azure Cosmos DBサーバーレスAzure Cosmos DB統合キャッシュAlways Encrypted for Azure Cosmos DB、Azure Cosmos DBロールベースアクセスコントロール(RBAC)など、開発者があらゆる規模のハイパフォーマンスアプリケーションを構築し、近代化するのに役立ちます。また、Azure Cosmos DBAzure Database for PostgreSQL、Azure Database for MySQLの新しい低コストおよび無料のオプションを発表しました。

●Azure AIによるインテリジェントなアプリケーションの構築:Azure Applied AI Servicesと呼ばれる新しいサービスカテゴリは、Azure Cognitive Servicesとタスク固有のAIおよびビジネスロジックを組み合わせたもので、開発者は、一般的なシナリオ(例えば、文書処理、顧客サービス、コンテンツからの洞察の抽出など)に対するAIソリューションの構築を加速することができます。「Azure Bot Service」、「Azure Metrics Advisor」、「Azure Video Analyzer」など、特定のApplied AIサービスのアップデートを発表しました。また、開発者がAzure Machine Learningから独自のカスタムモデルを持ってきて、Applied AIサービスを拡張する方法も発表しました。Azure Machine Learningの新しいマネージドエンドポイントにより、開発者は、アプリケーションにモデルを提供するために使用するインフラストラクチャの作成と管理を自動化することができます。最後に、Microsoft Power Appsを使用する開発者が、Azure Machine Learningのマネージドエンドポイント上で動作する世界最大級の自然言語モデルであるOpenAI GPT-3モデルを搭載したAI搭載アプリ開発アプローチを用いて、自然言語をコード化し、手本となるプログラムを作成できるように支援しています。

クラウドネイティブなアプリケーションを自分のやり方で構築し、どこでも実行できる

Azure Developer Experience担当副社長のGabe Monroyは、お客様がクラウドネイティブアプリケーションを自分のやり方で構築し、どこでも実行できる方法を説明しています。Azure ArcによってKubernetes上やどこでも利用できるようになったAzureのターンキーアプリケーションサービスによって、アイデアからアプリケーションへと迅速に移行することができます。これには、次のような追加発表が含まれています。

Azureアプリケーションサービス:あなたのアプリケーションをどこでも実行できます。Azureアプリケーションサービスは、Kubernetes上やAzure Arcでどこでも実行できるようになりました。これによりお客様は、オンプレミス、エッジ、AWSやGoogleなどのマルチクラウドなど、どこでもお気に入りのAzureアプリケーションサービスを利用できるようになります。

ターンキーアプリケーションサービスでイノベーションを加速 :Azureのアプリケーションサービススイート(Azure App Service、Azure Functions、Azure Logic Apps、Azure Event Grid、Azure API Managementで構成)は、連携して動作するように設計されており、開発者の生産性を高めるために高度に最適化されています。

アプリケーションサービスの生産性を、Kubernetesの制御で実現:Azure Arcを通じて接続されたあらゆるKubernetesクラスターが、Azureのアプリケーションサービスのサポートされたデプロイメントターゲットとなり、開発者の体験を向上させることを発表しました。

●Azure Arcでアプリケーションをどこでも実行:開発者は、Azure Arcで提供されるポータブルなアプリケーションサービスを使用して、ハイブリッドアプリケーションの構築時間を短縮できるようになりました。また、Arc対応のデータサービスを利用することで、アプリケーションとそのデータを、業界初のフルマネージドクラウドサービスを利用して、どこでも実行できるようになります。

●大規模なワークロードを一貫性をもって管理:先日発表したArc対応Kubernetesの一般提供開始により、お客様は環境間でのワークロードの管理と統制が可能になります。また、マネージドKubernetesコントロールプレーンを提供するAzure Stack HCI上のAzure Kubernetes Servicesの一般提供を発表しました。

ハイブリッドワークのための次世代コラボレーションアプリの構築

Microsoft Teamsのプロダクトマーケティング担当ゼネラルマネージャーであるNicole Herskowitzは、ハイブリッドワークプレイス向けに構築された「コラボレーティブアプリ」と呼ばれる新しいクラスのアプリの台頭について述べています。コラボレーティブアプリは、個人の生産性ではなくコラボレーションを中心とし、どこでも、誰とでも、いつでも仕事ができる柔軟性を提供します。今回発表された多くの新機能や体験の中には、以下のようなものがあります。

●Microsoft Teamsでコラボレーションアプリを構築:共有ステージ、ミーティングイベントAPI、メディアAPI、Togetherモードの拡張性など、新しいミーティング機能やAPIにより、よりリッチなミーティング体験の開発が可能になります。また、Fluid コンポーネントを使用した Teams メッセージ (近日中にプライベート プレビュー版が公開されます) や、Teams と Outlook on Web で動作するメッセージ拡張機能により、よりクロス プラットフォームな体験を生み出すことができるようになります。最後に、Teamsアプリの開発をシームレスにする新しい開発者ツールとリソースをご紹介します。

Microsoft Graphを使って、データ、インサイト、セキュリティに基づいた体験を提供:Microsoft Graphにデータを取り込み、Microsoft 365全体でデータを表示できるようにする新しいGraph Connectorsが近日公開されます。また、Microsoft Graph Data Connectは、Azureでプレビュー版が提供されており、選択したMicrosoft 365プロダクティビティデータセットをAzureにコピーすることができます。また、Adaptive Cards用のUniversal Actionsが一般公開され、TeamsとOutlookで動作する単一のカードを構築できるようになりました。

●あらゆるエンドポイントでシームレスに動作する最新のWindowsアプリを構築:Project Reunion 0.8プレビュー版などの新機能により、クライアントとクラウドの両方のエンドポイントでWindowsアプリを作成し、モダンにすることができます。また、Windows Subsystem for LinuxでのGUIアプリのサポートにより、すべてのツールとワークフローがシームレスになります。

また、Microsoft 365、Dynamics 365、Power Platform、GitHub、Visual Studio、およびマイクロソフトの業界別ソリューションが一体となって、開発者が迅速に作業を進め、強力なSaaSソリューションを構成できるようにする方法については、ローコード・アプリケーション・プラットフォーム担当コーポレート・バイス・プレジデントのCharles Lamanna氏のブログをご覧ください。

これらの発表をはじめとする詳細については、デジタルイベント「Microsoft Build 2021」にご参加ください。セッションはイベント後にオンデマンドでもご覧いただけます。