テキストや数字によって人に伝えられる知識を「形式知」と言います。一方、行動を通じて会得した勘や感覚は「経験知」と呼び、こちらはマニュアルだけではなかなか伝える事ができません。人の感情やしぐさ、立ち居振る舞いは、それだけでかけがえのない「教材」なのです。それは、デジタライゼーションを推進する IT 企業においても変わりません。

沖縄に本社、東京に関東事業所を持つ株式会社琉球ネットワークサービスは、教育や人材育成に力を入れているシステムインテグレータです。同社は、Microsoft Teams を活用し、ベテラン社員の体験談を全社に共有することによって、IT 人材に必要な価値観を醸成しているのです。

社会の要請に応じて事業を拡大

沖縄県那覇市に本社を置く琉球ネットワークサービスは、組み込み系から業務系、Web 系まで、広範なシステム開発を手がけています。独立系の企業としては沖縄最大規模のシステムインテグレータである同社が、近年、力を入れているのは教育や人材育成の分野です。

沖縄県では、IT を観光に次ぐ基幹産業とするための施策が 20 年以上前から取り組まれてきました。インキュベーション施設の整備や税制の優遇、さらには人材育成支援などによって、2001 年では 41 社だった県内の IT 関連企業は、2017 年には 454 社にまで増加しています。このうち、会員数 100 社の沖縄県情報産業協会へ、琉球ネットワークサービスは 2020 年度から新人研修を提供することとなりました。

続きはこちら