(この記事は2019年5月23日にMicrosoft Partner Network blogに掲載された記事A Resource to Help Foster Responsible Innovation with AI in Manufacturingの翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

現在、人工知能ほど高い可能性を秘めたテクノロジの分野は他に想像できません。しかし、ビジネス ソリューションでの AI の活用が一般化するにつれて、それに伴う倫理、社会、政策面での考慮事項も無視できなくなっています。

2018 年、マイクロソフトは先見的な電子ブック『The Future Computed』を発行しました。この電子ブックでは、AI の可能性を現実的に考察し、労働者や社会への影響を検討して、AI の開発と利用の指針となる倫理的枠組みを提案しています。

パートナー様のビジネス ポートフォリオに AI サービスを追加するうえで役立つ関連リソースを提供する継続的な取り組みの一環として、今回は『The Future Computed: AI と製造業』(原題 “The Future Computed: AI and Manufacturing”、英語) をご紹介したいと思います。『The Future Computed』の続編となるこの電子ブックは、製造業の AI に焦点を当てたものです。

製造業者は AI テクノロジを使用して、生産性向上、ダウンタイムの短縮、職場の安全性の強化、ビジネス プロセスの変革を図っています。こうした現状を理解できるのは、マイクロソフトが製造業者として、自社のデジタル トランスフォーメーションを推進するために AI テクノロジを利用してきたからです。

AI はパートナー様のビジネスに影響を与えるだけではなく、お客様の組織のプロセスにも変化をもたらしています。製造業では新しいスキルが求められるケースが増えており、既に人材が不足しています。この人材不足は広範な影響を及ぼします。AI ソリューションを実装するためにデータ サイエンティストやその他のスキルセットに対する需要が急増しており、抜本的な雇用改革 (その他多くの要因) により、パートナー様がお客様の新しい機能、システム、プロセスの構築を支援するというビジネス チャンスが生まれています。『The Future Computed: AI と製造業』では、近年の AI の普及に伴う複雑な側面に責任を持って対応するリソースを見つけることができます。

AI テクノロジの議論、実装、発展の方向性を定義するうえでは、業界団体、政府機関、教育機関、労働団体のいずれもが重要な役割を果たします。このことを踏まえ、Microsoft Research はスタンフォード大学と協力して AI への人間中心のアプローチ (英語) を進めています。同大学は先日、Stanford Institute for Human-Centered Artificial Intelligence (人間中心の人工知能研究所、英語) を設立しました。この研究所では、AI の研究、教育、政策、実用化を推進し、人間の状態を向上させることを目標に掲げています。これは重要なポイントです。今後、だれもが少なからず AI と対話することになるので、AI が私たちすべてのために活用されていることを確かめる必要があるのです。

マイクロソフトは、「AI の思想家、学習者、研究者、開発者、構築者や、教育機関、政府機関、産業界のユーザー、ビジネス リーダーや政策立案者向けの学際的なグローバル ハブになる」という同研究所の目標に賛同しています。

また技術スキルの不足に対応するために、世界各地の大学とも提携 (英語) し、マイクロソフトの技術スキル プログラムと資格を調整、統合して、AI、データ サイエンス、コンピューター サイエンス、サイバーセキュリティのスキルの習得を目指す学生に費用対効果の高い選択肢を提供しています。

AI のビジネス チャンスは計り知れず、そのイノベーションや議論に常にアンテナを張っておく (さらには自分の主張を発信する) ことが必然的に求められています。それが、市場でソート リーダーとしての地位を確立する唯一の方法です。ビジネス チャンスについては、AI プラクティス構築プレイブック の中で詳しく説明しています。このプレイブックは、マイクロソフト パートナー様が AI 中心のビジネスを最適化するうえで役立つ有用なガイダンスとリソースを提供するもので、555 社のグローバル パートナー企業へのアンケート調査と取材に基づいて、AI サービスの開発、マーケティング、販売や、その過程でチームが必要とする技術スキル、システム、ツールの習得を成功させるための戦略に関するインサイトをご紹介します。

自社のサービスに AI を組み込んで間もない場合や、その新しい方法を模索している場合は、パートナー様向けの AI に関するガイド付きエクスペリエンスをご確認ください。このページでは、パートナー様にビジネス チャンスをもたらすための段階的なガイダンス、入門レベル ~ 上級レベルのトレーニング コース、マーケティング ガイド、デモにアクセスできます。トレーニングについては、AI School (英語) のページもご確認ください。パートナー様のソリューションにインテリジェンスを組み込むための学習資料やリソースを入手できます。ビジネス向けには、AI Business School を作成し、組織で AI を適用する場合の戦略、文化、責任に関して最高幹部からのインサイトや実践的なガイダンスを紹介しています。

マイクロソフトの AI テクノロジへの取り組みは強力に成長しています。他の多数の企業と同様に、パートナー様のビジネスでも AI の可能性を最大限に引き出し、イノベーションに新たな情熱を傾けられるよう願っています。注意深く責任を果たして、共に前進しましょう。