今日のサービス提供において、IT は欠かすことのできない存在です。顧客ニーズをいち早くサービスへ反映するために、多くの企業が、基盤となる IT の機能を変更し、 追加し、 拡張してここへ対応しています。しかし、こうした改修の積み重ねは、多くの場合システムの実行順序や構造に複雑化を引き起こします。顧客ニーズに応えるためにサービスの改修を重ねてきたことが、結果として企業としてのアジリティ (IT や経営、組織運営の俊敏性) の低下を引き起こしてしまった――こうしたジレンマは今でも多く耳にします。

これを解消するために近年注目されている技法が、マイクロサービスです。自然派食品宅配業界の最大手であるオイシックス・ラ・大地が運営する「Oisix」は、今まさに、このマイクロサービスを用いた IT モダナイゼーションに取り組んでいます。同社は、2000 年より 19 年間メンテナンスや機能改修を続けてきたサービス基盤を対象とし、Microsoft Azure (以下、Azure) によるマイクロサービス化を着手。Docker や Kubernetes を利用したコンテナ型設計を採用することによって、先のジレンマを解消しつつあるのです。同プロジェクトでは構築からわずか 3 か月で、食品宅配サービスの核を担う「受注確定バッチ」をマイクロサービス化。2020 年までに段階的に移行を進めていくことが計画されています。

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